※KDDIコマースフォワード㈱ 、略称「KCF」は2019年4月1日、同グループ会社の㈱ルクサと合併し「auコマース&ライフ株式会社」として再設立いたしました。 本記事は2019年3月31日以前に書かれた記事のアーカイブとなります。予めご了承ください。
はじめまして! 🐷
2018年5月からKCFのクーポンチームに
スクラムマスターとしてJoinしている兼平です。
入社して1月経ちましたが、
周りのメンバーがとてもフランクで優しい為、
入社6日目で勉強会用のハイボールを濃いめに作って配る位には
職場に慣れる事が出来ています。
さて、KCFラボ内に広がりつつあるのは
おやつ神社だけではなく、スクラムの導入です。
スクラムのメリット
スクラムという開発手法に関しては、ご存知の方も多いかと思います。
スプリントと呼ばれる一定期間のサイクルごとに、
- 計画(プランニング)
- レビュー
- 振り返り(レトロスペクティブ)
というイベントを繰り返し実施することで、
早い段階で問題を検知し、軌道修正ができる
というメリットがあります。
私のいるクーポンチームは、率先してスクラムを導入しており、
ブログを書いている時点では、
1週間で回して29スプリント目となっています。
振り返りの重要性
イベントの中でも 振り返り は、とても重要なものです。
次にもっとうまくやる為に、
良い点は伸ばし、悪い点は直す必要があるからです。
その為には、スプリント内に何が起き、
チームメンバーがどう思ったのかをうまく可視化する必要があります。
前回の振り返りは、私が初めて準備をして振り返りのファシリテートをしたので、 その内容を共有したいと思います。
フローとしては、 振り返りで有名な森さんの下記スライド
書籍アジャイルレトロスペクティブズを参考にしたり、
YASUI Tsutomu (@yattom) on Twitter
さんに相談したりして
下記の計画を立てました。(個人メモなので走り書き失礼します)
実施計画
課題の解決と成功の継続 を今回の振り返りの実施目的として、 下記のアプローチを選択しました。
- 場の設定:Good&New
- データの収集:Timeline
- アイディアを出す:学習マトリクス
- アクション決め:ドット投票
- 振り返りを終わる:振り返りの振り返り
それぞれ、
- 1人30秒程度で、24時間以内にあった新しい発見、良かった事を声に出して言う。
- 感情ごとに色分けされたシートに対して、スプリント内に起きた出来事を記入して、タイムラインを作る。
- 個人の感情の変化がわかるようにイニシャルなどを書いてもらう。
- 4つの観点(良かったこと・変えたいこと・新しいアイディア・感謝)に対してポストイットに書き出してもらう。
- 1人3ポイントを実施したいポストイットに投票して上位を決める。
- 今回の振り返りに意見を出してもらう。
という内容です。
実施結果
Timeline
学習マトリクス
- メンバーの意外な感性を知れる(振り返り以降のコミュニケーションのきっかけになった)
- ストレスなどもあったが最終的にはピンクやオレンジのポジティブな感情で終われたことがわかった。
- 感謝の付箋が沢山でて、お互いに感謝する場を作るのは良かった。
- タイムキープに気を使った結果、予想より大きくはずれなかった。
- 振り返りの振り返りは、時間の関係で未実施だったが、あとで個別に楽しかったという意見がもらえた!
まとめ
KPT=振り返りだと思っている方も多いかもしれませんが、
振り返りの目的ごとに、様々なアプローチがあるので、
ぜひ上記スライドや書籍を参考にしていただければと思います。
目的とタイムボックスを明確にしつつ、
チーム内で様々なアプローチを使って楽しくカイゼンのサイクルを楽しく回して行きましょう!!!