※KDDIコマースフォワード㈱ 、略称「KCF」は2019年4月1日、同グループ会社の㈱ルクサと合併し「auコマース&ライフ株式会社」として再設立いたしました。 本記事は2019年3月31日以前に書かれた記事のアーカイブとなります。予めご了承ください。
はじめに
ALOHA〜!
はじめましての方もそうでない方も、渋谷のGIGA MAXことYontaroです。
▼Yontaroって誰だよという方はこちら kcf-developers.hatenablog.jp
あらすじ
前回の記事に対して全く中身ないやん!と指摘を受けたyontarou
ショックをうけている彼の前に新たな難敵が舞い降りた!!
会社中、至る所で交わされる意味不明な横文字の羅列だ。
彼はそれぞれの意味を理解し、全て打ち倒すことができるのか…
というわけで、4月から現場に入った新入社員の方や、研修を終えて7月から現場に入った方、もしくはもう10年目なのに漢文しか理解する気のない漢気溢れる方達に送る、IT現場でよく交わされる言葉の意味解説になります。
よくある例と間違った例を両方のせることにより、理解を深めることを目的としています。
とにかくよくわからない言葉たち
アグリー
これは頻繁に聞く機会があるのではないかと思います。英語がわかる方ならすぐにピーンとくるでしょうね。
まずは、実際の使用例をみていきましょう。
よくある例
新人のシンジ『私は今回、こういう考えで進めていこうと思います』
部長『あー!うんうん!私もそれアグリー!!』
※何故か怒っている人
ということですね。
つまり簡単に言うと同意した時に使っておけば大丈夫です。英語のagreeからきているんですね。
間違った例
なんらかの伝承者『貴様はもう死んでいる』
部長『あー!うんうん!私もそれアグリー!!アグアグアグアグリィィォ!!!』
死んでます。
アサイン
勘弁してくれ。そう思った方も多いでしょう。また数学か、サインコサインタンジェントか。違います。これも使用例をみたら簡単にわかります。
よくある例
部長『あの炎上しているプロジェクトがあるじゃろ。今度君をあそこにアサインすることにした』
新人のシンジ『』
わかりましたね。
危険なプロジェクトに任命される時によく使われる言葉です。
配属とか任命とか、そういったわかりやすい言葉を使わずに、アサインといった西洋かぶれになる事で、煙に巻こうとしているんですね。こちらも英語のassignからきています。
間違った例
スネオ先輩『君、ここのコードどうなってるの?ねえ?いい加減にしてくれないかな???それにこのエディタ一人用だから君のぶんはないよ』
新人のシンジ『っせえぞ!!ネチネチしやがって!てめえの頭を目の前のモニタにアサインしてやろうか!?』
?!
マガジンじゃないんだから。
幸いにもKDDIコマースフォワードはお互いを尊重し合っているので、こんな会話は生まれません。
ファンダメンタル
いきなり難易度があがりましたね。
メンタルはなんとなくわかる方も多いでしょうが、ファンダとは…?パンダと言いたくて噛んでしまったのか?パンダメンタルなのか?
そんなわけがない。
とにかくここも例をみてみましょう。
よくある例
部長『とにかくファンダメンタルが重要なんだよ!まず、ファンダメンタルをおさえていかないとダメだよ』
とにかくメンタルは強い原田『お言葉ですが…僕はメンタル強いですよ。パンダは超えてます』
バカか
パンダは超えてますって、パンダのメンタルどんだけやねん。
これはちょっと勘違いしてますね。
ファンダメンタルは基本的なとか基礎的なとかそういった意味で使われます。
つまりこのケースですと、基本が重要だから、まず基本をおさえよう!と部長は仰られているのですね。
間違った例
とにかくメンタルは強い原田『お前らも俺のファンダメンタル見習ってさ、とにかくメンタル強くなろうぜ!世の中ファンダメンタルだよファンダメンタル!』
確かにここまで言い切れるのはメンタル強い。
リスケ
異常な頻出頻度を誇るこのワード。
IT業界に身をおいたことがあれば一度は聞いたことがあるでしょう。
馴染み深い、でもわからない。しかし使用例をみたら簡単に理解できてしまいます。
よくある例
新人のシンジ『申し訳ありません。こちらのリリース日をリスケさせていただけないでしょうか!』
部長『おっけー!』
お見事!真摯な態度で接することによって、中年男性の肩より凝り固まった部長の牙城を崩しましたね。
そうなんです、リスケとはリスケジュール(reschedule)の略で「計画を変更する」とか「スケジュールを組み直す」時に使われます。
間違った例
新人のシンジ『部長!この食べ残しのリスケ貰っちゃっていいですか!』
部長『おっけー!』
ビスケットじゃねーよ。
サマリー
長かったこの記事もいよいよ最後となりました。
これも非常に出てきやすい単語ですね。
サマリーだかサラリーだかわかりませんが、特に打ち合わせ時に出てきやすいものとなっています。
よくある例
会議の達人カワモト『ねえ、このミーティングの目次は?あと前回のサマリーないの?サマリー』
新人のシンジ『さ、サマリーですか...?』
というわけなのです。
ここからわかるように、サマリーとは「概要」とか「要約」「まとめ」といった意味なんですね。前回のまとめないの?そんな気軽な気持ちでカワモト氏は聞いていたのでしょう。これからサマリーという言葉が出てきても焦らずに対応することができますね。
そうです、答えは「サマリーはありません」です。
間違った例
会議の凡人ヤマゼン『君さ、そういうところがサマリーなんだよね。サマリー!わかる?』
新人のシンジ『わかるかい!』
完全に意味を理解せずにファッション感覚で使ってますね。
まとめ
はい、というわけで今回は新たにビジネス用語を5つも覚えてしまいました。
これらを使いこなせば、まわりからは一目置かれる存在になること請け合いです。
最後に今日の復習として、5つ全ての言葉を取り入れてよくある例を提示して終わります。
よくある例
新人のシンジ『今回の会議のサマリーはこちらとなっており、重点的にお話したい部分はスケジュールのリスケについてです』 とにかくメンタルは強い原田『すげーじゃん!まじファンダメンタルだよ君!!』 部長(なんだこいつ頭おかしいのか...) 新人のシンジ『ありがとうございます。リスケの理由としてはこれこれで、申し訳ありませんが承認をいただけないでしょうか』 スネオ先輩『その理由じゃ仕方ないね、アグリーです』
部長(いや理由って「これこれ」でなんでわかるんだこいつ...)
部長『それって人を追加でアサインすることで解決したりはしないの?』
新人のシンジ『あ、アグリーじゃないんですか...?サマリーもリスケも使って説明したのに!?アアアア!!』
部長『どうしたんだ!落ち着きたまえ』
とにかくメンタルは強い原田(全然こいつファンダメンタルじゃなかったわ。やはり俺こそがファンダメンタル)
新人のシンジ『アガアガアアガアガアアアアアア!!!アアアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!』
はい、無理にカタカナ用語を頻発するとメンタルに影響することが多いですね。
カタカナ用語は用法容量を守って正しく使用しましょう。
言葉なんてね、意味が伝わって相互に理解できるのが一番なんです。
無理にカタカナ用語で喋らなくても、自然体で喋るのが一番ということですね。
※今回の登場人物は全て架空であり、実在致しません。