KCFでプロダクト開発をスクラムで回してる神保です。
今回はスプリントの終了と始まる前に行うレトロスペクティブについて少しお話を・・・。
※KDDIコマースフォワード㈱ 、略称「KCF」は2019年4月1日、同グループ会社の㈱ルクサと合併し「auコマース&ライフ株式会社」として再設立いたしました。 本記事は2019年3月31日以前に書かれた記事のアーカイブとなります。予めご了承ください。
レトロスペクティブって
よくみんながプロジェクトの終わりにやっている振り返りだよね。 次の開発に進む前に一回振り返って、次の開発をより良くするために行うものって考える。 レトロスペクティブってスクラムガイドによると「スプリントレトロスペクティブは、スクラムチームの検査と次のスプリントの改善計画を作成する機会 である。」 https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf
振り返りって後ろ向いてるけど何のため?➝前に進むためだよね? by スクラムコーチ
我々の問題点じゃないかと思われるとこ
ここからが本題になるのだが、スプリント回してるとこんなことない?
「発言する人が限られて声の大きい人のTRYを毎回するようになる」 少なからず今まで開発してきたチームでは、そういった人たちがいた経験がある。
今回はその声の大きい人が悪いって話ではなく「全員の意見聞いて、合意してTRYできてるか?」って事を話したい。
少なからず自分も↑の声の大きい人の一人。 普段から気をつけているが、他人から見たときそうなってないかもって客観的に自分を見てみたときハッと怖くなる((;゚Д゚)
スプリントを回せば回すほど形骸化してきて↑の事象に陥りやすいのでは?
チャレンジ
今までは一般的な「keep」「problem」をだして「try」をディスカッションするやり方で 1Hかけてレトロスペクティブのイベントを回してた。
んで、今回は手法を変えてみた。 ルールは以下
①スプリントの気分を表現する
- スプリント大変だった?
超大変 ↔ ちっとも
- スプリント楽しかった?
サイコーに楽しい ↔ ぜんぜん
- 次はもっとうまくできそう?
できる ↔ もう限界
↑の三点を各質問毎にチーム全体で横一列に並んで表現してみる。
②付箋に変えたいことを書く個人で書いて共有する
1>ふせんを1人3枚書く
2>部屋を歩き回り、他の人に共有
3>なぜそうしたいのか説明
4>他の人のふせんと交換する
③改善したいところを決める
1>手元の付箋から一人1枚選ぶ
2>一人一人なぜを説明する
3>正の字投票する
④議論ディスカッション
1>同じものを選んだ2、3名でディスカッション
2>より良いこうしたいを議論する
3>こうしたい案を提出する
⑤チーム合意する
1>提出したものを親指を↑GOOD ↓BADで表現
2>看板ボードへ
やってみて総括
①②では みんなニヤニヤ恥ずかしそうに「俺フロント実装おもったより早くできたから楽だった」、「今回は調整ばっかでつまんなかった」なんて楽しそうにやっていた。
普段コミュニケーション薄いメンバーとの交流があった?かな 。
④では全員でディスカッションするときより、スピードが断然に早く、いつもより多くの改善案が提出された。
加えて、いつも2,3人でのディスカッションが制約になって 発言をしないといけない状況を生んでいるので、より個人が積極的にならないと行けないと感じた。
GOOD↑
・全員がちゃんと意見言える場になった
・普段コミュニケーション取らない人と話せる
・ポジティブにならないと行けない場を生んだ
・楽しい
BAD↓
・時間がかかった(1Hちょい)
・切り替えてやることが多いので人数多いとルールを守る統率が大変
そろそろ疲れたので今回はここで終了。気分でまた書きます